パリピしてる?

 

みなさん「パリピ」していますか?

パリピ」最近の若者の間で流行っている言葉で使い方は様々!

参考に→ https://words.nanapi.com/ja/124599

読者の皆は若い世代が多く 「ああ!してるしてる」 「友達でそんなことしてる人いるな」と思う方も多いでしょう…

突然ですが皆、全員が障がい者になる可能性はいつでも、だれでも潜在的にあります。

「うん。そんなこと知ってるよ。」「まあでも、いま福祉制度も進んでいるし生活は大丈夫」

そう思った読者の皆、これから現実をたたきつけます笑

障害者差別解消法という法律が2016年4月から施行されることが閣議決定しました。

内閣府HP:http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html

この法律では障害者(身体、精神、知的)に対する合理的配慮の不提供についての規定があります。

合理的配慮の例 ↓

・段差があれば、お店の入り口にスロープを用意する

・資格試験などでは別室受験や、試験時間延長、拡大された大きな文字の試験用紙を用意する

内閣府が出している詳しいリサーチです http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/index.html 

 

ここで注意してほしいのはこの合理的配慮の不提供の規定は

国や地方自治体には法的義務として効果を発生するけれど民間事業者に対しては努力義務にとどまっているのです

つまり以下に挙げられるような過度の負担があれば配慮しなくてもよい理由になります。

内閣府HPより(http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai/kihonhoushin/honbun.html

  • 事務・事業への影響の程度(事務・事業の目的・内容・機能を損なうか否か)
  • 実現可能性の程度(物理的・技術的制約、人的・体制上の制約)
  • 費用・負担の程度
  • 事務・事業規模
  • 財政・財務状況

・・・なるほどこれじゃあパリピしにくいなあ でもヘルパーさんっているから大丈夫さ

 

ヘルパーさんを利用できる場所は制限されています。

厚生労働省が定める規定ではヘルパー利用は

「必要不可欠な外出と、余暇活動など社会参加のための外出を支援する」

この必要不可欠と余暇活動の解釈は各地方自治体に任されていますが、大阪では去年「居酒屋に行くためにヘルパーさんは派遣できない」と解釈した自治体がありました。そして介助を断られたその方や仲間が意見書を当自治体に提出し、抗議しました。

その後当自治体はQ&Aを作成し、ヘルパー派遣事業所(株式会社だったりNPOだったり)に配布し、

競馬場、パチンコ屋、居酒屋、スナックはヘルパーさんを利用できないと規定してしまいました。

 

パリピ…難しくない?

僕自身音楽やダンスやお酒好きです!勉強や活動に打ち込んだ後はもちろん発散したくなります!

しかし、僕の病気が進行する何年後かにはパリピするうえで必ず介助が必要になるのでこの記事を書いています(笑)

でも真剣に考えてください!

 ●公務員や政治家を目指すみなさん、合理的配慮の不提供は法的義務違反です

 ●飲食、アパレル、一般サラリーマン等の職に就く方、就いている方、合理的配慮の不提供は努力義務違反です

自身が障害当事者にならないからといって関係ないことではない!

障害当事者になったら今の法律状況ではパリピは難しいことも!

 

この記事を通し、福祉の制度だったり、自分や友達が楽しんでいる、いわゆるパリピを考えてなおしていただければ幸いです!

では!

 

この記事を書いた人

木明 翔太郎

脊髄性筋萎縮症と2歳のとき診断され、高校生より車椅子生活を送る。 大学2年より病気の進行により電動車いすにを使用し、現在は呼吸筋力の低下により夜間に人工呼吸器を使用。 北海道大学法学部に所属。 Wheelmap ProjectというWheelmap(スマホアプリ・ウェブサイト)の普及を目指す団体の代表を務める。GIS、地図関係者のカンファレンス等で講演を行い、日本各地にWheelmapの活動の仲間を増やしている。 またユニバーサルファションモデルとしてファッションショー出演もし、各種メディアでも取り上げられる。 福祉系のイベント・大学の講義などで講師・講演も行っている。 たとえ障害があろうとおしゃれをし、外に出て学びや遊びを楽しめる街づくりを目指す。 座右の銘は努力の天才。